君がいれば | ||
日本語フェチで文字バカ38、今更ながらの大発見!! 「盟友」の盟の字ってすごくなーい? 突然何を言ってるんだか…。わけがわからんがな。 いやいや、でもね、聞いてくださいよ。 陰陽道の理(ことわり)の中に、その道の名の示すとおり、この世の全てのものは「陰」と「陽」に選別できるという考え方があるんですね。 あ、待って。帰らないで。 ますますわけがわからんことをほざいてますが、ちゃんと盟友の話ですから。 で。その陰と陽ですが。 私が知っている陰陽の例を少し挙げますと、まず、天は陽で地は陰、男は陽で女は陰、熱は陽で寒は陰、白が陽で黒が陰、南が陽で北が陰、上は陽で下は陰、軽は陽で重は陰、動が陽で静が陰、そして太陽は陽で月は陰。 これを基礎として、その他を応用的に分別すると、炎が陽で水は陰、山が陽で海は陰、昼は陽で夜は陰、夏は陽で冬は陰、上半身は陽で下半身は陰、ちょっとエッチに、男性器は陽で女性器は陰といった具合でしょうか。 そしてそれを図案化したものが太極図といわれるマークです。 陰陽道を知らない方でも、見たことはあると思います。 外側の大きな白と黒の中に各々含まれる小さい白と黒を陰中の陽、陽中の陰と呼びます。 万物は全て陰陽に区別され、しかし、その陰と陽の中にも反対の性質が含まれるということを意味しています。 はい、お待たせしました。さて、やっと盟友の話です。 衝撃とダラー。この二人は外見がはっきり陰陽を表していますよね。 衝撃は黒でダラーは白。(まあ、厳密に言えば、ダラーはベージュのスーツなので白とは言い難い部分もありますが、かなり白っぽいベージュなので、これはこの際、おおざっぱに「白」ということにしましょうよ) でも、実際、彼らの本質というか性格というか、内面的な部分というかは、どう考えても外見とは逆です。 行動派で攻撃的な熱や炎をイメージさせる性格の衝撃のアルベルトは明らかに「陽」であり、頭脳労働担当かつ後方支援型防御系能力保持者で冷酷な性格の眩惑のセルバンテスは紛う方なき「陰」。 つまり、アルベルトは陰でありながら陽を持ち、セルバンテスは陽の姿に陰を抱く者であるといえます。 そして二人は盟友同士。盟友という言葉を辞書通りの意味で解釈するなら、誓い合った友。おそらく十傑集の中で唯一、固い絆で結ばれあった者。私生活は於くとしても、組織に貢献する間は常に行動を共にしている間柄。 この二人は、正に、太極図を体現している存在だと感じます。 ところで、話は変わりますが、太極図とは別に、私は常々この二人に対してあるものをイメージしてしまうのです。 それは太陽と月。 これはたぶん盟友スキーな方々なら、ほとんどの人にご賛同いただけるのではないかと思います。 ええ。皆さんの思ってらっしゃる通りです。 私は、衝撃のアルベルトに太陽、眩惑のセルバンテスに月を感じてしまうのですよ。殊にダラーは月の印象が強く、月をテーマにした歌はすべからくダラーソングだとアホなことを考えてしまうくらい。(因みに38のオススメダラーソングは鬼束ちひろの「月光」だったりする。←また、コッテコテやなあ…寒っ!! あ、「名探偵コナン」のメインテーマのボーカル版「キミがいれば」もオススメ!←もういいよ!) だってねぇ…。これは腐女子妄想が過ぎるとは思いますが、アルベルトあってのセルバンテスでしょう? 月は太陽の光を反射して輝いている。太陽がなくても消えたりはしないかも知れないけれど、その存在を他人に認識させることは不可能。38流ヤオイモード全開的解釈のセルバンテスは、衝撃のアルベルトが生きる糧。彼が居ない世界は何の感動もない無味乾燥で退屈な世界。 ね。月っぽいじゃあないですか! それとは逆にアルベルトは、セル×アル(もしくはアル×セル)派にはせつないけれど、別にダラーが居なくったってどうってことないです。そりゃ、友達(?)ですから、居なくなりゃあ淋しいとは感じてくれるでしょうし、死んだら泣いてもくれる(38説では実は泣かなかったことになってるけどね)とは思います。でも、だからって、世界の見え方が変わったりはしませんよ。信念も曲げたりしません。アルベルトはいついかなる時も衝撃のアルベルトで、その本質を変えることは誰にも出来ないのです。例え最愛の盟友、眩惑のセルバンテスであっても。 惑星なんか一つもなくても、いわんやその惑星の伴う衛星なんか必要もない、自らの熱だけでその命の終わりまで輝き続けることが出来る恒星、太陽。傍若無人で不遜で高邁。世界は自分のために廻っていると考える自己中の極み。太陽はその高熱ゆえに、近寄れば灼かれて溶けてしまう。傍若無人とは傍らに人無きが若し。衝撃のアルベルトは、陳腐な恋文の常套句とは全く別の意味の「太陽」。でも、きっと、ダラーなら間違いなく、一度ならずそのチープな台詞を捧げているであろう、いや、捧げずにはいられないであろう存在。 ね。どう考えても太陽じゃん! そしてですよ。ここで、さっきの陰陽道を思い出して下さいよ。 太陽は陽で月は陰です。 ほーら、二人はやっぱり陰と陽だ。 陰と陽は表裏一体。正反対の性質を持っていても、別々には存在し得ない者同士。 数学的に表現すれば陰はマイナス、陽はプラス。物理的に言えば陰はN極陽はS極。プラスとマイナス、NとSは互いに引かれ合うもの。 すっげえ! ものごっつ、ヤオイ的!! もちろんこんな解釈は、38が腐女子だから考えてしまう発想でしょうよ。 今川カントクは、まさかここまでのことは考えてキャラ設定してないと思うですよ。してたら怖いし。 けどでも、こじつけにしても、ここまで一致する符丁というのは……。 本編中、ただの一度もツーショットのなかった二人なのに、どういうわけだか、カップリングにされてしまう。その原因は、ここにあるとしか私には思えないですよ。 あー、長かった。(いや、それは読んでる人が愚痴りたいですよね。すんません(汗)) はい、ようやく結論です。 今までの戯言を踏まえた上で、下記の文字を見てください。 これ、すごい字ですよ。 太陽と月が一つの皿に盛られてるよ! しかも仲良く並んで!! ものすごいよ。アホと罵られてもイイですよ。ええ、イタタちゃんですとも38は。 でも、アタシは、この文字だけでご飯十杯はイケルくらい萌えですよ!! 辞書の意味なんか生ぬるい! 誓いだけの関係じゃないぞ、盟友ってのは! もっと深く離れがたい結びつきを持ってる者同士のことなんだよ、きっと。 うふふふふ…(笑うな! 怖いよ)。もう、誰にも文句は言わせないぜ。例え画面の何処にも肩を並べた絵がなくても、ストーリー中、一度も会話をしていなくても、眩惑のセルバンテスと衝撃のアルベルトはカップルだ! イワンより樊瑞より、そして戴宗よりも、眩惑のセルバンテスこそがアルベルトの伴侶に相応しいのだぁ!! 盟友バンザーイ!! 逝ってよし。 |